高速道路などでの自動車の逆走が、後を絶ちません。
衝突事故など重大な事故につながっています。
道路にカメラや、ドライブレコーダーの設置されているため、逆走時の映像を見られるようになってきています。
かなりのスピードで逆走している場合が多いように思います。
逆走していることに気づいていないのだと思います。
逆走するのは、ほとんど認知症の人ではないかと思う人が多いようですが、実際は認知症で逆走する人は思ったほど多くはないようです。
多数を占めるのが認知症ではない人の逆走です。
逆走全体に占める認知症の人の割合は、約3割だそうです。
健康な人でも、走りなれていない場所や進行方向を間違えると、反対車線に入っていることに気づかず、そのまま逆走してしまうのです。
逆走が起きやすい場所は、インターチェンジやジャンクションの合流部分や出入り口だそうです。
何も対策が取られていないわけではなく、サービスエリアなどでは、車を止める向きが工夫されていたり、合流部分に標識や看板がある場合も多いのですが、運転しながらですから、よく確認しないまま反対車線に入ってしまうこともあるようです。
逆走車は、正しい進行方向から見て、追い越し車線側を走ってくることが多いそうです。
反対車線の走行車線だと思って走っているからです。
そのため、衝突も大きな事故になりがちです。
逆走している人に、逆走の認識がないことが問題です。
ドアが開いていたら警告音が鳴るように、逆走しようとしている場合は、警告音が鳴るようなシステムを開発してもよいのではないでしょうか。
もうすぐ自動運転化されていくと思いますが、自動運転でも逆走は困るので、開発コストをかけても無駄にはならないと思います。