今年は、ウナギが豊漁なのだそうです。

ただ、実際には近年のウナギの高騰に比べれば、安めに食べられそうということであって、ウナギの数自体は増えてはいないようです。

長期的にみると減少傾向にあることは変わりないようです。

そのため、このままだと、ウナギが増えて、昔のような値段で食べられるようになることはなさそうです。

可能性があるとすれば、完全養殖で、どんどん増やせるようになれば、もっと身近な食べ物になるかもしれません。

今年についていえば、比較的安めの値段で食べられそうなので、素直に喜びたいと思います。

ウナギといえば、梅との食べ合わせが良くないといわれることがあります。

栄養学的には、根拠がないようです。

というよりも、むしろ一緒に食べると相乗効果があるのだそうです。

食べ合わせが悪いといわれた理由には諸説あるようですが、脂の多いものと、酸の強いものは、どちらも胃腸に負担がかかるので、よくないといわれるようになったいう説があります。

これはこれであるかもしれませんが、どちらもそれを上回る栄養があるように思います。

個人的には、単純に梅やウナギといった貴重な食べ物を一緒に食べるのは贅沢過ぎるといったことから広まったのではないかと推測します。

どちらも大量消費せずに、国産のものを食べ続けたいものです。

そのためには、梅の木が育つ土や、ウナギが育つ海や川といった環境から整えていかなければなりません。

養殖ウナギこそ、成魚になるのに半年から2年ぐらいだそうですが、天然ウナギは5年から10年かかるそうです。

梅の木も、接ぎ木なら3から4年で実が穫れるそうですが、種から植えると5年から10年かかるそうです。

一度育つ環境が壊されれば、同じくらいの期間が無駄になってしまうし、育つ環境を整えるには、もっと多くの時間が必要ということになります。