高市首相の台湾問題が存立危機事態にあたりうるという発言に対して中国(中華人民共和国)が反発し、日中関係の緊張が高まっています。
中国政府の意向を忖度して中国軍の行動も先鋭化しています。
中国軍の空母遼寧が、沖縄本島の南東の公海上で、戦闘機の発着艦訓練を行い、これに日本の自衛隊のF-15がスクランブルをかけました。
この自衛隊機に、中国軍のJ-15が、レーダーの照射を行い日本政府が中国政府に抗議していました。
この流れの中で、今日陸上自衛隊が、輸送ヘリCH-47JAが、静岡県の裾野市の上空でレーザー照射を受けたと発表し、それが報道されています。
一連の流れの中で、この報道だと、私も当初、中国軍の何がレーザー照射を行ったのか確認しようとしました。
しかし、これは中国軍の軍事行動ではないのだと思います。
もちろん、日本に在留している中国軍に関係している中国人による仕業ではないという保証はないのですが、おそらく関係ないと思います。
つまり、スポーツの試合中に観客席から、選手に向かってレーザーが照射されたというニュースが流れることがありますが、それと同じ類の事件なのだと思います。
地上から、航空機に向けてレーザーが照射されるという事件が、これまでも起きています。
それが、今回自衛隊の輸送ヘリに行われたということだと思います。
今の日中間のトラブルのニュースの流れで、このニュースを見たため、また自衛隊機が中国軍に何かされたのかと思いましたが、そうではなく、おそらく日本人の誰かが、上空のヘリに向けて、レーザーを照射したということだと思います。
自衛隊機の場合、レーザーの照射自体による飛行の障害が生じる恐れもありますし、何か攻撃を受けるのかという誤解にもつながりかねません。
自衛隊機に限らず、航空機にレーザーを照射するのはやめましょう。
故意である場合はもちろん、レーザーがどこまで届くかなど興味本位で行うのもやめましょう。
本物のレーザーの直進性が高いから、イチロウ(元)選手の返球が、レーザービームと呼ばれるのです。

