新型コロナウィルスの影響により、平時とは異なる日常が続いています。
それでも時間は経ってしまうので、新しい季節がやってきます。
味覚の秋ですから、外出を控えていても、秋の味覚はお店で買うことができます。
緊急事態宣言が出されるなど、活動自粛の中で、旬の食べ物を食べることは、ささやかな楽しみの1つとなっています。
このところの大雨で野菜や果物はだめになってしまうことが多く、値段は高くなりがちです。
それでも被害を免れた農家では作物が出荷準備に入っています。
ところが収穫寸前で、今度は泥棒や動物の被害に合うという事態が生じています。
天気から動物、そして泥棒まで農家はどれだけ作物を出荷するまでリスクを回避しなければならないか想像しにくいくらいです。
作物を育てて出荷するするまでに収穫できないリスクが高まるということは、その作物の値段が上る可能性があることを意味します。
つまり人の作物を盗むものは、農家の収益を盗むだけでなく、消費者の財布からもお金を盗むのと同じ行為をしていることになります。
作物を盗む人に対して、止めるように呼びかけることで防げる可能性はありますが、動物が食べることを防ぐことは困難です。
ただこれも人間が動物を食べてしまうことを考えると、全く一方的な被害だと見ることもしにくくなります。
コロナと直接関係はありませんが補助金が必要なのは飲食店だけでなく、作物の生産者も同様なため、社会で負担すべきコストなのかもしれません。
不収穫の秋
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