新型コロナウィルスの流行による影響により、懐具合が悪化している人や団体に対しては様々な補償が行われています。

このような補助金や協力金などの不正申請のトラブルが相次いでいますが、不正申請ではないトラブルも出てきました。

問題が起きているのは2020年度分の「新型コロナウイルス感染症感染拡大防止・医療提供体制確保支援補助金」です。

医療機関が申請するものなので一般の方は馴染みがないと思います。

新型コロナウィルスの感染対策など医療機関の負担分を補助するものです。

新型コロナウィルスの外来患者の増加により、一般患者が減った病院の経営を補助する意味もあるようです。

この手の補助金は過去又は現在の状況を申告し、補助を受けられるのが通常ですが、将来的に支出が見込まれる分についても今年2月末までに申請すれば、先に補助金が振り込まれ、実際にかかった費用を後から報告すればよい制度になっていたためか申請は10万件を超えました。

この補助金の申請書が数十件、行方不明にっているのです。

間違ってはいけないのは10万件を超えるので郵便物が行方不明になり届かないというのではなく、郵便は届いたのだけれども、どこにあるかわからなくなっているのです。

申請に不備がなければ、おおむね1ヶ月ほどで振り込まれるとされていたため、それを見込んでいた医療機関もあると思いますが、手続きが進んでいない申請があるのです。

補助の額は医療機関によって異なります。

上限が25万円ぐらいの所が多いようなので、経営が傾くほどの影響はないかもしれません。

ただ、実際には数十件ではなくもっと多いのではないかという情報もあるため、心当たりのある医療機関は問い合わせた方が良いかもしれません。

厚生労働省では再申請用の書類をダウンロードできるようにしています。