日本人が初めて月に行くかもしれません。

アメリカ(U.S.A)の有人月面探査「アルテミス計画」に日本も参加していますが、これに関連して日本人宇宙飛行士を2020年代後半に月面着陸させるという目標が盛り込まれました。

アポロの頃から時代も変わっていますので、直接ロケットで行くのではなく、まず月の周り宇宙ステーションを配置し、そこから月面に降り立つ予定です。

計画の中で日本は宇宙ステーションへ物資を運ぶ補給船や月面探査車の開発などの役割を負っています。

このような国家レベルの宇宙進出に加え、民間企業が宇宙産業に乗り出しているため、宇宙に行くための技術開発は、正に日進月歩です。

宇宙へ進出している国も1つではないため、宇宙ゴミの問題や宇宙ステーションと人工衛星の衝突の危険の問題なども出てきています。

このような問題も開発競争の中で解消されていけばよいのですが。

宇宙へ行くコストが下がれば、ゴミも地上で燃やすのではなく、宇宙へ持って行って、落として焼却するなどということもできるようになるかもしれません。

宇宙での活動の割合が増えれば、結局宇宙で社会問題が起こるということになるのだと思います。

原子力技術が核兵器へ転用されることの危険性はよく指摘されますが、ロケットを飛ばす技術はミサイルを作ることと重なる部分があります。

宇宙への技術を開発することは、良いことのように思えますが、軍事、外交をはじめ社会問題とも切り離して考えることはできないのです。