飲食店を探す際、グルメサイトなどの情報が役立つことがあります。

特に行ったことがないお店や、近くに美味しいお店がないかなど新しいお店を探す時に役立ちます。

味に対する評価を見られるサービスを提供しているところもあるため参考になります。

このお店に対する評価が正当なものでなければ営業を妨害されているに等しい状態になってしまいます。

お店側からすれば仕方ないと思う部分と心当たりがない部分と両方あるのがむしろ普通ではないでしょうか。

しかしこの評価で全く身に覚えがない極端に低い評価だと営業に支障も出ます。

大手グルメサイト食べログを相手取り不当に評価を下げられたとして損害賠償をお求める裁判が行われています。

その裁判の中で食べログの評価を決めるアルゴリズムが店側に公開されました。

食べログ側からすれば仕組みがわかってしまっては不正な操作につながったり、仕組みに沿った形で評価を上げるなどできるようになってしまう可能性がある為、これまで公開してきませんでした。

しかし今回訴訟になって、不正な操作はしていないことを証明するためにはアルゴリズムを公開するしかなかったのだと思います。

仮にこの裁判で食べログ側が勝っても、店側は評価のアルゴリズムを知ってしまったため、この仕組に合うように評価を上げることが可能になるかもしれません。

ただ、それが可能かどうかもアルゴリズムの内容を見てみないことにはわかりません。

このような技術情報を基に違法性があるかどうかを判断しなければならないのですから、裁判官の仕事がいかに大変かがわかります。