サッカーのワールドカップ大会が、カタールで開催されています。
選手の活躍だけでなく、日本人サポーターのことも報道されています。
その中で、会場でのゴミ拾いが取り上げられることがあります。
世界で称賛を受けているという報道です。
確かに、そういう報道もあります。
しかし、外国人の中の一部の人には、掃除をする労働者の仕事を奪う事になるのではないかと考える人もいます。
これについては、日本人の場合、自分たちの出したゴミは、自分たちで片付けるべきという意識や、嫌な仕事を人に押し付けるべきではないという倫理感のようなものが働くのではないかと思います。
一方で、人が嫌がることがビジネスになるので、お金を払って人にやってもらうことは悪いことではないという考えも存在します。
実際に、このようなことを否定しては成り立たないビジネスもあります。
ただ、ワールドカップのような大きな大会の場合、ビジネス面だけでなく、すぐに次の試合で使えるようにすることも重要です。
そのためのコストを考えると、やはりある程度自分たちで片付けることにも合理性があるようにい思います。
労働者の側に視点を移してみると、反対に日本の場合、過剰にサービスしなくてはという意識が働くようです。
日本人の中にも、お客さんに対して必要以上に気を遣わなくて良いので海外の方が働きやすいという人もいます。
普段気を遣って働いているので、施設や設備を使う方に回ると、そこまでさせてはいけないという意識が出てくるのかもしれません。