沖縄県浦添市の松本市長がSNSに投稿した動画の内容について謝罪しました。

動画は市内に開業したホテルをPRするために作成されたものです。

動画では、「市長が美女とホテルへ」というピンクと白のテロップが表示され、最後は「せっかくなら君も一緒にプール入らない?」と女性をプールに誘うシーンがあります。

動画の中でこの女性はホテルの従業員という設定です。

動画はTikTokの市の公式アカウントに投稿されたものです。

確かに、女性をホテルに誘ったという状況を表現しているので、女性蔑視だとか、公的動画としてふさわしくないという意見は出ると思います。

不快に感じる人は、一般女性をホテルに誘っていたわけではないというオチを見ても、最後は、ホテルの従業員をプールに誘っているじゃないかと反感を持つのだと思います。

制作側としては、通常お役所がやりにくいことをあえて表現に盛り込んでみたという意図なのだと思います。

権力者だけに言動や表現内容には注意しなければなりませんが、謝罪するほどのことなのかと疑問に思います。

人権問題にかかわるという意見もあるようですが、人権意識はこのようなことから改善されるというより、もっと他の部分で根本的にズレている部分がありはしないかという気になってしまいます。

ジェンダーの問題というより、むしろクレームを付けるとすれば、イメージとしてふさわしくないとホテル側がクレームを出すような動画ではないかという気がします。

アウトだと思う人がいていいと思いますが、この表現がアウトだから謝罪しなければならないとすると、随分窮屈な世の中だなという感じがしてしまいます。