春闘の季節が近づき、賃上げ交渉が始まっています。
物価が上がっている中、サラリーマンの方にとっては、賃金が上がるのかどうか気になるところです。
アメリカ(U.S.A)やドイツ(ドイツ連邦共和国)では、日本よりも高い賃金が支給されているようです。
日本での人手不足の状況を考えると外国人労働者の確保にも影響が出てきます。
すでに労働者の賃金が高いと言われているアメリカでも、ディズニーランドで働くパフォーマーやキャラクターの中の人が労働組合への加入を目指すということが発表されています。
自由主義経済で資本主義国である国の社会主義化が進んでいるようにも見えます。
他方で、社会主義国の経済が自由主義化される動きもあります。
結局、自由主義か社会主義かというよりも、労働者の権利を確保し、自由競争がうまく働く国の経済が発展するということなのかもしれません。
日本ではインフレが進む中、賃上げがないと生活に影響が出る状況になっています。
老後への心配もあってか投資熱が高まっています。
日本株も史上最高値を伺う状況です。
海外の余剰資金を取り込んでの株高ですが、日本企業の正味の価値や日本人労働者の適正な賃金というもの一体いくらになるか興味深いところです。
円安が一層進んでいて、一部の日本株は買われるが、円は買われないという構造が浮かび上がっています。
金融危機になるほど高金利で預金をつなぎとめておこうとするけれども、余剰金は日本株へ向かっています。
海外旅行で外国人観光客が日本に来ても、円安メリットを享受できるけれども、円安の解消までにはならないということがいえそうです。
日本の金利が鍵になりそうですが、日本の金利が上がった時、海外の経済に反転の動きが起きてしまう可能性があります。
歯車が逆に回り始めた時の怖さがあります。
海外経済に混乱が生じた時、日本経済も無関係ではいられないと思います。