ロシア(ロシア連邦)によるウクライナ侵攻などの影響もあり、日本の防衛費も増大しています。
離れた地域だけでなく、台湾有事なども考えれば、増大こそすれ減少は、まず考えられません。
しかし、このところの円安や資材の高騰などにより、当初計画していた装備を購入するとなると、大幅に予算を見直さなければならなそうなのです。
簡単に言ってしまうと主に武器やその装備品ということになりますが、現代戦で使い物になる装備といえば値段が張るものばかりです。
ロシアの戦車が次々に破壊されていくのを見ると、装備をケチっていては反対に、防衛にかけた費用が一瞬で無駄になってしまう可能性もあります。
もちろん具体的な戦闘を予定しているわけではありませんが、ショボイ装備では威嚇力にすらなりません。
自衛隊では現在ある装備でも、予算がなくて十分に活用できない状態のものが既に存在しています。
国内での戦闘機開発などが発表されていますが、ある程度内製できるようにしていないと、経済的にも負担が増大してしまいます。
ただ、一方で軍事大国化しないような警戒も必要です。
バランスのとり方が難しいところですが、少なくとも現職の自衛官の負担が増すようなことがあってはなりません。
自衛隊員がトイレットペーパーを自己負担させられていたというニュースは記憶に新しいところです。
有事でもないのに、このようなことがあってはなりません。
結局増税につながるのだと思いますが、経済力自体も重要な戦闘力の一要素であることを忘れてはなりません。