地球温暖化が身をもって実感できるほど進んでいます。

温室効果ガスの1つといわれているのがメタンガスです。

メタンガスの発生の原因の大きな要因として言われているのが牛のゲップです。

温室効果ガス全体の約5パーセントぐらいが反芻動物のゲップから生じるガスだといわれています。

牛のゲップが無くなれば、それだけで温室効果ガスが約5パーセント近く減らせるかもしれないということです。

5パーセントというと大したことなさそうですが、メタンガスの温室効果は二酸化炭素の約28倍といわれています。

この事実を知ると、5パーセントのメタンガスの減少でも、大分違うということがお分かりいただけると思います。

全部とはいかないまでも、大分減らせる技術が見つかったのです。

主に太平洋に分布する紅藻の一種である「カギケノリ」を牛の飼料に混ぜて食べさせるとメタンガスが90パーセント以上減らせるという研究結果が出ているのです。

カギケノリの養殖技術はこれまで無かったのですが、高知大学などの研究チームが量産化に成功したのです。

この技術により、カギケノリを量産し牛の飼料に混ぜて食べさせれば、メタンガスは大幅に減らせそうです。

ただし、日本だけではだめですから、世界の酪農、畜産業者に買ってもらう必要があります。

というより世界標準で、カギケノリを混ぜた飼料しか牛に食べさせてはダメと、各国の法律で決めてしまうのが良いのではないかと思います。

そのぐらい重要な問題だと思います。