最近、フライパンの買い替えを検討中です。
焦げ付かないフッ素樹脂加工がなされたフライパンが便利ですが、健康にはあまりよくないという話も聞きます。
同じように、歯の再石灰化を進めるのにフッ素配合の歯磨き粉が良いという話もありますが、一部の外国では使用していない国もあります。
そこで、本当に危険なのかどうか調べてみました。
まず、フライパンについては、以前テフロン加工のフライパンが販売されていました。
テフロンはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を主材料とするもので、一部の製品では、加工の際に今問題になっているPFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)と呼ばれる有機化合物が使用されているため、危険性があるものもあったと考えた方がよさそうです。
しかし、古いものを使っていない限り、現在はストックホルム条約で製造使用が禁止されているため、今日本でコーティングに使用されているものは、該当しないか、基準値内と考えてよいと思います。
岡山県の一部の地域の水道水をはじめ、様々な県でPFASが検出されているため、危険性がとりだざたされていますが、一口にPFASと言っても、1万種類ぐらいはあり、中にはほとんど別の物質と考えた方が良いものもあるようです。
さらに危険性についてですが、自然界で分解されにくいため、人体に吸収されると、様々な健康被害が生じると、言われていますが、これは本当のようです。
しかし、現在の毒性についての判断は、このように人体に吸収されたとしたらというものです。
もともと、PFASは自然界には、ほとんど存在しなかったものなので、人間が人工的に作らない限り、自然の循環の中には見られないものでした。
化学的にも安定しているため、水にも油にもくっつきにくいわけです。
そのため人体もこれを吸収して、利用するようにはできていないはずで、体内に入っても、吸収されにくいということが一般には言えると思います。
仮に体内に入っても排出されるということに一応はなります。
ただ、先程、PFASに含まるれる化合物が1万種類ほどはあるといいましたが、その中には、人体で使われる物質と化学的な構造が似ている化合物もあるわけです。
具体的には、脂肪酸などに似たものです。
このような一部のPFASを人体が勘違いして吸収してしまうと、体外に排出されず、健康被害が出る可能性があります。
そのため、人体に吸収されにくいとはいえるが、全てのPFASを人体が取り込んでも大丈夫とは言えないのです。
ということで、ここまでをまとめると、PFASが危険というのは本当だが、危険性が指摘されているため、基準値を超えるPFASを含む製品の製造販売は、禁止されているので、日常生活で使用する製品では、基準を守っている限り、毒性が現れるようなことはほとんどない。
有機フッ素化合物の危険性についても、危険性はあるが、その化学的性質ゆえに、人体に吸収されにくいが、中には吸収されるものもあるので、吸収されてしまった場合は、体外に排出されにくくなるし、分解もされにくい。
注意が必要なのは、、PFASについての廃棄や排出を法令に基づかずに行ったか、事故のような形で自然界に残留してしまった一部のPFASは、人体に取り込まれることを想定していないため、基準値以上であったり、誤って体に入ってしまうと、吸収されてしまうタイプのものである可能性もあるため、注意が必要ということになります。
通常のルートで人体に入るものにそれほど危険性はなさそうですが、おかしなルートで人体に入った場合は、危険性がある物質である可能性があるということになります。
ちなみに、歯磨き粉に含まれるフッ素は無機化合物であり、PFASとは異なるので、通常の歯磨きで使用するような量では中毒症状が起きるような物質ではないといってよいと思います。(通常の歯磨きで使用するような量ではない量をあえて飲み込むと急性や慢性の中毒症状になることはあります。)
焦げ付きにくいフライパンを便利に使いたかったり、歯の再石灰化を進めたい人は、これらの情報を踏まえ自己責任で判断していくということになりそうです。