最近、三井住友銀行と三菱UFJ銀行がATMを共通化するというニュースが流れていました。

電子マネーや電子決済の利用が進み単独ではATMを維持するのにコストがかかりすぎるためメガバンク同士で資本系列を超えて協力するということでしょう。

このような資本系列を超えた企業のコラボが進んでいます。

宅配事業のタクシー会社とのコラボは以前記事で書きました。

他に変わったところでは、赤字路線バスとヤマト運輸のコラボが実現しています。

バスの方は群馬県の関越交通で赤字路線のバスです。

単独では維持が難しいですが、地元の人にとっては他に利用する人が多いか少ないかにかかわらずバスが無くなると不便なものです。

地方は一人1台車を持っていても不思議はありませんが、このような傾向が高齢者のドライバーの免許返納を妨げているという事情もあります。

高齢者の暴走事故が多いので車がないと不便なところでも程々のところで車に乗るのは止めた方が良いでしょう。

そうはいっても生活のためには移動できないと不便です。

そこでなんとか赤字路線のバスでも維持できた方がたまに来る観光客にとっても便利です。

単独では維持が難しい赤字路線のバスに宅急便の荷物を積み込み、互いの利益を増すというのはとても良い発想だと思います。

バス会社はお客さんが少ない所でも荷物を乗せることで収益が上がります。

一方ヤマト運輸はこれまで車を往復させて荷物を配達していたそうですが、荷物を取りに戻る時間が減るので1日の午後分で約1時間走行時間を減らせるそうです。

もし、バスの路線も維持できるなら画期的な協業となるのですが…。