4月から導入されている特定技能という在留資格のうち外食分野の特定技能1号の技能試験の結果発表がありました。

合格者は347人です。

東京都と大阪で試験が実施され460人が受験しました。

合格率は74.5%です。

在留資格自体が相当程度の知識や経験を要求するものであるため合格率は高めです。

合格しただけで在留資格が取得できるわけではなく日本語能力の要件を満たしている必要があります。

以前書いた記事「特定技能1号の第1号」は農業分野でした。

今回発表になったのは外食分野です。

合格者の内訳を人数が多い順に見てみると

ベトナム人が203人

中国人が37人

ネパール人が30人

でした。

ベトナムからの就労者が急激に増えていることがわかります。

政府は今後5年間で34万人から35万人の外国人労働者の受け入れを予定していて外食分野では5万3千人を予定しています。

単純計算するとこれから合格者は急激に増えていくものと思われます。

もちろん数を揃えるための試験ではないのです日本での試験の情報が出回ればもっと受験者は増えていくのではないでしょうか。

技能実習からの在留資格の変更も可能ですが特定技能の試験に合格するかどうか技能実習生としてどのような業務に従事していたかが試されることにもなるのです。

技能実習生といいながらあまり関係のない単純労働に従事させられていた実習生だと合格は難しいかもしれません。

次回の特定技能の外食分野での試験は6月下旬で7都市で試験が実施されます。