オリンピックのマラソン開催地が札幌に変更されます。

東京都がIOCに押し切られた形です。

最終的に納得はしていないようですが追加費用の負担をしないことを条件に変更を認めざるを得なかったようです。

マラソン関係者も困惑しています。

東京開催を念頭にわざわざ同じ場所、同じ気候で選手選考のレースを行いました。

開催地が変わると気候が変わるだけでなくコースの高低差も変わります。

これにより選手の得意不得意にも違いが出てきます。

コースとして使用される道路も遮熱塗料を塗るなど相当の費用をかけて準備を進めていました。

更に問題は札幌のコースをどうするかという問題もあります。

マラソンの公式コースは計測方法が決まっているのです。

42.195キロを計測器付きの自転車で測ることになっています。

冬になってしまうと作業が難しくなります。

これ以外にも問題があります販売済みのチケットをどうするかという問題です。

東京だから見に行けるので札幌だといけないという人は多いと思います。

なぜもっと早く決めなかったのか疑問です。

東京がそれほど暑くないと思ったのか。

ドーハでの世界陸上のマラソンで危険者が続出したことがきっかけのようですがマラソンでの暑さに関する情報は既に出尽くしているように思います。

各競技で細かく検討できていなかったということでしょうか。