建設業界でもデジタル化が進んでいます。
これまでデジタル化と言えば工期を短くするなど効率化の面での利用が中心でした。
今回ご紹介するのは作業員の安全のためにデジタル技術を活用している事例です。
大成建設が開発したシステムで、GPSを利用しています。
作業員がGPS機能付きのスマートウォッチを付け、その位置情報をシステム上で確認し立ち入り禁止エリアに作業員がいると警報を鳴らすというシステムです。
これによりクレーンでつった荷物の下に作業員がいると知らせたりすることができるようになります。
立入禁止エリアに入った回数なども記録されるため、禁止エリアに立ち入り数の多い作業員の指導なども行うことができるようになります。
建設機械に近づいた回数や建設機械の速度などの管理もできるため現場での安全性を高めることに役立ちそうです。
この他にも建設業界では重機の位置や作業員の動きを把握し業務の効率化を図るシステムなどが開発されているので、これらと連動させることができるようになれば、工期の短縮と安全性の確保が両立できるようになるのではないでしょうか。
WEBカメラやドローンの利用なども進めば現場の映像を他の場所から監視できるようになります。
建設現場をリモート管理できる部分も出てくるのではないでしょうか。
ただし重要な部分は現場で監督しなければならないことに変わりはないと思いますが。
欠陥建築など上手く行かなかったケースと上手く建築できたケースのデータを比較するなどということもできるようになるでしょう。
決して現場の作業員の技術が未熟でもよくなるということではありません。
デジタル化で安全性の確保
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「全員合格」