「法律」の記事一覧(12 / 43ページ目)

中断や停止ではなくなりました

法律

以前定められていた、時効の中断には一定の事由が発生することによりそれまで進行していた時効期間が意味を失い、新たに時効が進行する場合(前者)と,ある手続きが進んでいる間は時効が完成しない場合(後者)の両方を含んでいました。 […]

裁判外でも、当事者でなくても援用できる

法律

時効の続きです。 時効が完成すると、取得時効にせよ消滅時効にせよ、自動的に時効の効果が認められるわけではありません。 裁判で認めてもらうには、裁判上で援用する必要があります。 これは時効による利益を得ることを潔しとしない […]

消えるものと消えないもの

法律

今回は時効について書きます。 時効には一定の事実状態の継続を要件に権利の取得を認める取得時効と、権利が一定期間行使されないことによりその権利を消滅させる消滅時効があります。 取得時効が成立するには一定の事実状態すなわち占 […]

不当利得に関する規定は不当ではない

法律

原状回復義務について記事の2回目です。 前回、不当利得(民法第703条、民法第704条)の原状回復義務の法的な性質について類型論が有力に主張されていることを書きました。 民法第703条と民法第704条は、受益者が利得につ […]

行きは良い良い

法律

今日から民法第121条の2(原状回復の義務)について書きたいと思います。 条文の「の2」の部分を枝番号といいます。 枝番が入っていることからわかるように後から挿入された条文です。 原状回復については従来から民法第703条 […]

代理制度のコウモリくん

法律

随分回を重ねましたが、代理も今日で最後になります。 代理については本来の代理が有効になる場合の規定について書きました。 代理権が無い場合の無権代理についても書きました。 今日はそのどちらとも言いにくい代理権の濫用について […]

本人に飛び火する場合

法律

前回書いた無権代理の効果は無効が原則でした。 そのうえで、本人は追認して有効とすることもできるし、追認がなければ相手方は改正された無権代理人の責任を追求できるという制度でした。 代理権がないのに勝手に代理行為をした無権代 […]



ページの先頭へ