弊所には開業、会社設立の専門サイト「開業ドットコム」があるのですが、開業後や会社設立後の業務は行っていないかというとそんな事はありません。

企業法務の経験もありますので、契約書の作成や審査も行います。

ただ、問題なのは契約書周りは全部任せたいというケースです。
契約書の作成自体は問題ないのですが、こちらで判断するのはあくまで法的な問題についてです。

取引条件など業界やその企業独自の判断が必要になる場合、こちらで契約書の内容を勝手に決めるということはできません。

このあたりで士業を上手に使わないと、弁護士に依頼しても同じことになります。
ザックリと契約書全部というより、どういう取引内容にしたい、どういう条件までなら飲めるというところまでは詰めて頂く必要があります。

そのうえで、類似の取引事例ならどういう内容、表現にした方がよいかというご提案はさせていただきます。

企業法務では法律科目を勉強する場合と異なり、複合的にいろいろな法律が絡む場合があります。

特に新しいビジネスの場合、取引形態だけに目が行きがちですが、債務不履行やその先の執行段階まで考慮した内容にしないとビジネスが立ち行かなくなる事態も起こりえます。

定型的な取引から外れる場合や新規事業の立ち上げなどは上手に士業をご活用ください。

法務部門がない場合やあってもスポット的に活用するのはコストも抑えられるため賢い選択だと思います。