水泳の池江選手がかかっていることで認知度が上がっている白血病ですが意外にその原因は知られていません。

血液の癌と呼ばれるように他のがん同様自らの細胞が癌化することにより発症するケースもあります。

外部からの影響で白血病になることもあります。

放射性物質を体に取り込んでしまい白血病になるケースです。

例えばストロンチウムなどの放射性物質はカルシウムと化学的性質が似ているため、体内に取り込むと骨髄に蓄積され白血病となってしまうケースがあるのです。

大体このような原因で白血病になると知っていれば良い方でウィルスで感染することがあるということはあまり知られていません。

私も白血病ウィルスの存在を大人になるまで知りませんでした。

成人T細胞白血病(ATL)の原因ウィルスというのがあってこれに感染して白血病になることがあるのです。

母子感染や性交渉による血液感染が中心です。

風邪のように日常生活で空気感染したりはしないようです。

今年になってなぜか九州地方の若い男性に増えています。

その原因はよくわかっていません。

女性では減少傾向にあるのですが男性に増えると女性にも移ってしまう可能性があります。

一度ウィルスに感染すると即発症というわけではありませんが自然に消滅したりもしないようなのでウィルスのキャリアとなってしまいます。

発病しなければなかなか検査もしないと思いますのでこのウィルスのキャリアであると自覚できないのが厄介なところです。

最近はがん検査の方法も多様になってきているので体調に異変を感じたら様々な可能性を探ってみることも必要かもしれません。

白血病は決して特殊な病気ではなく身近なものになってきているということをお知らせしておきます。