様々な産業で長時間労働が問題となり労働基準法等で労働時間が規制されています。

過労死などが問題となったこともあり労働時間に対する規制が強まっています。

そのような労働時間に対する規制について猶予が認められているのが建設業界です。

5年ほどの猶予が認められています。

裏を返すとそれまでは長時間労働しなければならないケースがあるということになります。

建設業に対する個人的な印象としては雨の日は休み日が暮れる頃には終業というイメージもありますが、反対に急ぎの現場は夜中も工事、休日返上という現場も中にはあります。

オリンピックなどで建設業界が忙しいというのは理解できます。

オリンピック施設の建設に直接関わっていなくてもそちらに人手や重機が取られれば他の現場にも影響が出るからです。

労働条件が悪くなれば人手が減り人手が減ると忙しくなるという悪循環があります。

この悪循環を断ち切るために労働環境を改善していかなければなりません。

外国人を活用するというのも一つの手段ではありますが日本人が希望を持って働ける職場を目指してほしいと思います。

特に建設業界は他のサラリーマンよりも同じ業種で独立の可能性もある業界です。

経験を積んで自分で事業主になるという目標を持ちやすく実現しやすい業種でもあるのでこれから独立する人にも人が働きやすい職場を目指してほしいものです。

人を使う方からすればいずれライバルになるかもしれないと高い技術を持っている人は手放したくないと考えるかもしれません。

腕の良い人は会社に残るにしても独立するにしても引っ張りダコということかもしれません。