コロナの影響によりリモート勤務が広がっています。

まず頭に浮かぶのはいわゆる事務職のサラリーマンです。

もともとOA中心の仕事であればリモート勤務が可能だということは想像できます。

リモート勤務で想像しにくい業界の一つが建設業です。

しかしその建設業でもリモート管理が進んでいます。

勿論現場での建設作業をリモートで行うというわけには行きません。

これまで現場監督など現場にいなければわからなかった情報をハイテク機器を駆使することによって遠隔で現場管理の一部を行えるようにしているのです。

例えば鹿島建設では建設資材や重機にビーコンと呼ばれる小型発信機を取り付け現場の受信機で受信しその情報を元に現場の状況を3Dモデル化する技術を導入しています。

これにより現場の状況を把握し現場管理をリモートで行うのです。

まだ導入されているのは一部の現場ですがこれからどんどん広がっていくのではないかと思います。

重機の稼働率などもデータ化できるためコスト削減や工期短縮にも役立ちます。

作業員の滞留状況もわかるため人手不足の解消にも役立と思います。

位置情報が把握できるため人と人の距離が近すぎないかコロナの感染予防に役立てることもできますし、作業員のヘルスデータを受信できるようにすれば熱中症予防にも役立ちます。

元々建設という多額なお金が動く業界なので開発されるシステムにもお金がかけられています。

このようなノウハウが建設業界だけで利用されるのはもったいない気がします。

しかし建設業界にいる人には他業界でどのように役立つのかわからなかったりします。

このようなことは他の業界で開発されたシステムやノウハウについてもあてはまります。

複数の業界にまたがる技術コンサルタントのような仕事がもっと増えてよいのかもしれません。