買い物難民が問題化しています。

過疎といえば地方の問題のように感じていましたが、都心部でもかつて人口が多かった地域の住民が減り商店街や小売店が消え買い物場所が近くにないという地区が出てきています。

もちろん地方でもこのような現象は生じています。

移動販売などの対策が講じられていますが、それも移動販売車が巡回できる範囲での対策になります。

このような買い物難民の問題に対処しようという動きが出ています。

愛知県や豊田市などが協力して鉄道の廃線区間を利用しドローンの無人配送の実証実験を始めます。

旧名鉄三河線の約1.9キロの区間を使ってKDDIなども協力し配送実験を行います。

結果を公表して民間企業の事業参画のための資料にするようです。

ドローンによる配送で下が廃線である必要はないのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。

実証実験ですから安全性を確保するため廃線を利用するのです。

廃線ルートをそのまま使うかもしれませんし、宅配専用の場所に転換するなど可能性は色々あるわけです。

まずは2日間に渡って廃線を利用して実証実験を行い実用性を確かめることになります。

利用者が減少したから廃線になるわけで当然買い物しにくい状況が推測されます。

まずは特定の地域に共用ポートを設け、その共用ポートへ購入商品を届けるというシステムの構築を目指しています。

共用ポートからは小型電気自動車で個人宅までの宅配も考えているようです。

そのうち他の地域でも歩いていて自動運転の無人宅配自動車とすれ違うようになってくるかもしれません。