大分県内の歩道で投稿中の女子中学生が高齢女性とぶつかり、高齢女性は転倒し腰の骨を折りました。
後遺障害が残ったとして損害賠償請求がなされた裁判で女子中学生に790万円の賠償を命じる判決がありました。
790万円という額からすると女子中学生に相当悪質な行為があったのではないかと思いがちですがそうでもありません。
前を歩いていた中学生を追い抜こうとしただけです。
追い抜こうとした際に反対側から歩いてきた高齢女性とぶつかり高齢女性が転倒したのです。
追い抜く際に安全に配慮して歩く義務を怠ったとして過失が認定されたのです。
未成年ではありますが民事上の責任は生じます。
賠償額からすれば高齢女性には高額な医療費や治りにくい後遺障害が発生したようです。
被害者にも加害者にも思わぬ結果となってしまい誰も得をしない事案です。
特に追い抜こうとすることが悪いとも思えません。
しかし高齢女性側にとっても反対側から歩いてきた子供とぶつかり身体に障害が残るという不利益を一方的に負わなければならない理由もありません。
最近の危険な自転車の運転を見かけると同じような問題が生じうるという危惧を感じます。
テレビなどでよく取り上げられるのは某配達サービスの配達員ですが、この人達に限りません。
主に大人が中心ですが、危険な運転を目にすれば真似する子供も増えてくると思います。
自動車の運転手の事故も誘発しかねないので自転車の運転にも十分注意しましょう。
思わぬ責任
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