今国会では入管法の改正案が提出されています。

この改正案を巡っては国連の人権部門からも国際法違反の疑いがあるという指摘を受けていました。

スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが入管施設内で死亡したこともあり、外国人の支援団体や弁護士団体などからも入管法の改正案への批判がなされていました。

連休明けに採決が行われるかどうかが課題となっていましたが、指摘を受けた内容も含め十分な審議がなされていないとして衆議院の法務委員会で採決が見送られることになりました。

改正入管法については外国人留学生の抗議運動なども行われていて、改悪だという意見も様々な方面から出ています。

このブログでも入管施設での外国人の処遇の問題点について指摘してきましたが、まずは採決の見送りということになりました。

改正の必要はあると思いますので、各方面の人達にも納得してもらえる内容で成立させる必要があると思います。

そのためには簡単な修正というよりも改正案を新たに作り直す必要があるのではないかと思います。

今国会で成立させるなら次の改正までの一時的な手当として処遇改善につながる措置を盛り込むべきなのだと思います。

一旦廃案となっても、同じような事件が起きないような内容にしていかなければなりません。

まだ事件なのかどうかもわかっていない状態だとは思いますが、単なる病気や事故とは言い難い状況だったのではないかと思います。

スリランカ人女性の件については詳しく調査し、調査内容を公表べきだと思います。