行政手続きのオンライン化が進んでいますが、行政の中でも役所というイメージにはあてはまりにくい警察で手続きの一部がオンライン化されます。

まずは道路の使用許可がオンライン手続きで行えるようになります。

6月1日から運用になる「警察行政手続きサイト」というサイトで所轄の警察署を指定して申請書をアップロードすると、その警察署で手続きが進みます。

6月にならないとアクセスできないようですので、あえてURLのリンクは貼っていません。

申請が便利になると行政書士としては本人申請で済んでしまうので、デメリットのようにも思えますが、どのような手続きになっても面倒だから人に頼みたいというニーズは出て来るのだと思います。

道路の使用許可は特定の目的でのみ取得されるわけではなく工事での使用の他、お祭りやイベントなど様々な目的で取得されることがあります。

年間の申請件数は2019年度で354万件とかなりの件数になります。

オンライン化することにより処理の効率が上がればよいのですが、24時間受付になるようですので便利になった分これまで面倒だからと申請を諦めていた人が申請するようになると、全体の件数は増えてしまう気がします。

コロナ下でイベントなどが中止になることが多く、これまでに比べれば申請件数は下がり気味だと思いますが、コロナが収束した後申請件数がどうなるかで実態が明らかになります。

まずはコロナが収束しないことには実際の数字を把握することすらできません。

申請内容が複雑なものに関しては元々オンラインでの手続きにはならないようですので、これまでどおり警察署に出向くことになりそうです。