普段あまり気にしていないけれども、考えると不思議な物というのはあります。

例えば自動販売機の横にある箱です。

投入口にペットボトルや空き缶などと記載されていますが、中は一緒です。

にもかかわらず投入口を分ける必要があるのでしょうか。

気になって調べてみました。

最終的にわかったことは、これがゴミ箱ではないということです。

この箱は、ゴミ箱ではなく資源の回収ボックスだったのです。

ではなぜ入り口を分けているのに、中が一緒なのかというと、仮に中を仕切ったとしても、リサイクルの際には他のゴミなどが混ざっていないか確認作業は必要になります。

それに加え、仮に中を仕切ってしまって片方がいっぱいになって他の場所へのポイ捨てを招くよりは、一緒にしてしまって少しでもたくさん回収できるようにするためだそうです。

ちなみにリサイクル率は2018年度のデータではスチール缶92%、アルミ缶93.6%、ペットボトル84.6%です。

ペットボトルのリサイクル率が少し低いのは燃えるゴミとして捨ててしまう人がいたり、他の容器や工作などに利用する人がいるためです。

このことからわかることは基本的に飲料の容器というのはゴミではなく、リサイクル資源なのだということです。

改めて確認すると、自動販売機の横にある箱はゴミ箱ではありません。

資源回収のためのリサイクルボックスです。

しかもリサイクル作業の中でも手間がかかるのは、他のゴミなど異物を取り除く作業です。

そのため守らなければいけないことは、リサイクルボックスに回収する資源以外のゴミを捨ててはいけないということです。