アメリカ(U.S.A)のサキ大統領報道官が北京オリンピックに選手団以外の外交使節団を派遣しないことを発表しました。
アメリカが北京オリンピックをボイコットするという話は出ていましたが、外交使節団を派遣しないにとどまり、選手団は参加することになりそうです。
もともと米中の関係が悪化していることに加え、新疆ウイグル自治区やチベット、更には香港での人権侵害の問題などを理由に外交的ボイコットに出るようです。
中国については、ドイツとも関係が変化してきています。
メルケル政権とは比較的良好な関係にあったようですが、新首相になる予定のショルツさんも中国に香港統制を緩めるよう要求していて、中国はこれに反発しています。
アメリカの外交的ボイコットについても、環球時報の編集長がアメリカ政府職員は新型コロナウィルスの感染者と濃厚接触している人間が多く、北京市民が最も会いたくない人達だというコメントをSNSに投稿しています。
トランプ前大統領が子供じみた発言をすると、公人としては幼稚に見えたのですが、その影響なのかはわかりませんが、他の国でも外交関係で幼稚な発言が目立つようになってきている気がします。
トランプ氏について政治の専門家でなくても結構上手くやったではないかという評価と、開き直っても案外支持者がいるという事実から、少々幼稚に見えたとしても言った者勝ちのような風潮が出てきているのかもしれません。
中国の女子テニス選手の彭帥さんの問題もあり、アメリカのボイコットとは別にテニス選手の行動にも注目が集まりそうです。