新型コロナウィルスの影響で様々な業界に影響が出ています。

企業も社員の出社を制限して、リモートで日常業務を回している会社もあります。

飲食店では営業時間の制限がかけられていたお店もありました。

飲食店だけでなく観光業界にも影響が出ています。

そうすると、もちろん観光地にも影響が出ます。

観光地の代表、京都と書きたいところですが、奈良県の法隆寺では観光客の数が減って拝観料などの有益が入らなくなっています。

拝観料は歴史的な建築の維持や植木の剪定など、歴史遺産の維持管理に役立てられます。

このような維持管理をする費用が捻出できなくなっているのです。

そこで法隆寺では、クラウドファンディングによって維持管理の費用を募ることにしました。

半日で2000万円の目標額が達成でき、1日で目標の倍の額が集まりました。

これは日本人にとって、法隆寺が特別な存在なのだということの現れなのだと思います。

有名な俳句に詠まれていたり、修学旅行で法隆寺を訪れた人も多いと思います。

このような歴史遺産を維持しなければならないと考える人が多いので、短期間に多額のお金が集まったのでしょう。

私も修学旅行で奈良屋京都に行ったことがありますが、人工的に造られた観光地とは大きく異る印象があります。

昔の人が奈良や京都を都にしたというのは立地条件を含め、理由があるということだと思います。

建築物を含め、街並みは海外の人を魅了するのも納得ができます。

その時代の日常と観光地づくりというのが表裏一体なのだということがよくわかります。