言論統制が難しいと言われているインターネットですが、中国では政府による厳しいチェックが行われています。
他国であれば政府が言論を統制しようと思っても、個人の発信を把握しきれない部分がありますが、中国の場合はプロバイダも統制する側に取り込まれているため、難しいと言われている言論統制がかなり可能になっているということがいえます。
しかし、そこはたくましい中国人の事ですから、様々な方法で、その言論統制をかいくぐっています。
もともとSNSも米国(美国)とは異なるサービスが使われていますが、個人の好みやバックグラウンドにより、発信手段も様々です。
世界のどこに行っても中国人がいるということが言われており、海外でたくましく生きているわけです。
海外思考の強い人達にとって、親近感を持つ国も異なります。
その人その人のバックグラウンドにより、SNSなど利用するサービスも異なってきます。
結果、利用する発信手段も中国系のものだけではなくなってくるのです。
海外メディアのニュースも中国政府に都合の悪いものは、突如遮断されることがある中国ですので、必要と判断された情報は遮断前に拡散されます。
更に、政府の監視をかいくぐるように、隠語などを使って発信しているため、削除しなければならない情報かどうかの判断もつきにくいのです。
押さえつけられているかのような中国国民ですが、ギリギリのところではたくましく生きています。
コロナ下の行動制限などについて、国の厳しすぎる対応については、このような国民のたくましさが、徐々に顔をもたげ始めています。