少子化と言われてずいぶん経ちます。
高齢化社会とも言われています。
高齢者と言われる人たちがいずれ亡くなっていくことも既にわかっている事実です。
これら両方を併せて考えれば、日本の人口が減っていくことになります。
さらに、日本人が減る要素が出てきています。
海外へ移住する人が増えていることがわかったのです。
外務省の統計調査によれば、2022年10月1日現在で、永住者は過去最高の約55万7千人になります。
長期滞在者こそ新型コロナウィルスの影響でわずかに減少し約75万1千人ですが、永住者と長期滞在者を合わせれば、海外で生活する人は130万人以上いることになります。
海外に魅力のある国があるとも言えそうですが、日本の労働環境やライフスタイルを逃れて、海外へ脱出していることも考えられます。
円安により、相対的に賃金が低くなりがちな日本より、同じ仕事をするなら海外でという選択をする人もいるようです。
賃金が高くなると物価も高くなる傾向にありますが、生活に必要なコストを考えても、賃金が高いと生活はしやすくなるようです。
円が安くなっている今、海外への人口流出には拍車がかかりそうな気がします。
既に、老後もらえる年金が少ないことを考え、物価の安い東南アジア地域で老後を過ごす人も出始めています。
これに、税金を逃れて海外脱出を考える高所得層がいることを考えると、人口問題だけでなく、経済問題ともつながっていると言えそうです。