トルコ(トルコ共和国)で大きな地震が発生しました。

直下型が2度起こったという情報があります。

1回目がマグニチュード7.8、2回目がマグニチュード7.5です。

今回地震が起こったのはアナトリアプレートとアラビアプレートがぶつかり合う場所の付近です。

震源となったプレートの境目と垂直方向には、南にアフリカプレート、北にユーラシアプレートがあります。

日本と同じく複数のプレートがぶつかり合うため、地震がいつ起きても不思議ではない場所です。

ただし、日本と異なり、建築物が耐震構造になっていないものが多く、被害が拡大しているようです。

ビルなどの倒壊も見られます。

日本とトルコの間には、1890年に現在のトルコを含むオスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が、台風の影響で遭難した際、和歌山県の現在の串本町の住民が漂着した乗組員を救助したエルトゥールル号事件がありました。

百年近く経った1985年、イラン・イラク戦争の際、イラン上空を飛ぶ航空機に対する撃墜声明が出され、そのタイムリミットが迫る中、法的な制約からイランに残った日本人を自衛隊が救出できない事態に陥った時、この時の恩返しとばかりに、トルコ航空が日本人救出のための救援機を飛ばし、日本人を救助してくれたという絆があります。

地震の多い日本には、救助や復興のノウハウのありますので、トルコ人の救助やトルコの復興のために援助があっても良いのではないかと思います。

報道があるたびに犠牲者の数が増えています。

少しでも多くの方が救助されるようお祈り申し上げます。