図書館にある本の一部分をメールで送信してもらえる新しいサービスが始まろうとしています。

サービス開始に向けて、補償金にあたる部分の最低額が決まりました。

利用料が500円に満たない場合でも最低500円となります。

これは本の著者や出版社に支払われる分の補償金にあたる部分です。

そのため、サービス利用額としては、この他に図書館側の手数料がかかってくる可能性があります。

補償金にあたる部分だけの料金の算出方法は、本の本体価格を総ページ数で割って得られた数✕送信するページ数✕10で計算します。

例えば、本の値段が2000円で200ページの本の10ページ分をメールで送ってもらう場合

2000/200✕10✕10=1000

で1000円になります。

この計算で出てきた額が500円未満でも最低500円になるということです。

この例の場合、20ページ送信してもらうなら、2000円ですから本の値段と一緒になってしまいます。

これに図書館側の手数料がかかる場合があるので、高価な本の一部分や入手しにくい本の一部分でないと料金的には見合わないかもしれません。

それでも、気軽にアクセスできない本の内容に触れられる機会ができるので、便利なサービスと言えるかもしれません。

本は図書館で利用されると、それだけ著者や出版社の売上が減る可能性がありますが、そのための補償が充分でないという問題があります。

新サービスの提供にあたりこのような問題に対する対策として最低の補償金額が定められたことになります。