東日本大震災で被害を受けた地域の復興が進んでいます。

一方で復興のための補助金の使い道がなくて困っている自治体があるというのも現実です。

復興させるには、それなりの人口があることが前提になります。

災害がなくても全国的に人口が減っているのが今の日本です。

災害でダメージを受けたとなれば、さらに減る可能性が出てきます。

そこへ来て、復興のための予算ですとお金を渡されても、何を造るのかという問題が出てきます。

街造りをするにしても、一定数以上の人口がいなければゴーストタウン化してしまうことが目に見えています。

そこまで行かなくても、お金をかける価値がある程の施設になるかどうかや、造ったあとの維持費なども気になるところです。

震災により被害を受けた、大谷選手の故郷宮城県でも石巻市で、復興のための補助金18億円が使い道が無く国へ返還されることになりました。

お金があるからと無理に使わなかったところが偉いと思います。

都市部でも過疎化が進み、買い物難民などが出ている中、地方で復興といっても過剰な施設は持て余すばかりです。

都市機能が上手く移転できればよいのですが、簡単にはいきません。

宮城県の由来には諸説ありますが、遠きである(多賀城)があったからという説があります。

個人的には有力であると思っています。

何から遠いかといえば京の都です。

宮廷に模した宮を北に設けた場所が、かつて宮城県にはあったのです。

こういうことまで昔の人は、既に行っていたということでもあります。