事務所の地元、台東区の子規庵を運営する子規庵保存会が、正岡子規の未発表の句を発見したと発表しました。
正岡子規は「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」という句を詠んだ人です。
発見された句は、「吾健にして十乃みかんをくひつく須」です。
年始のあいさつに来たお客さんが記帳する「歳旦帳」と呼ばれる芳名帳に記載されていたものです。
句には、みかんと氷のうの絵が添えてあります。
書かれた日付は1897年1月2日です。
正岡子規は、前年の1896年に脊椎カリエスにかかっていたことがわかっています。
闘病中であるけれども、自分は元気で、十個もみかんを食べてしまうほどだといった感じでしょうか。
子規が少しおどけている感じが伝わってきます。
ただ、俳句としては名作とは言えないかもしれません。
歳旦帳には、他にも子規の新出画が数点あるようです。
これから根岸にある子規庵で、歳旦帳の公開を予定しています。
子規庵 東京都台東区根岸2丁目5−11
糸瓜忌特別展示 公開予定日
9月は
2日(土)、3日(日)
9日(土)、10日(日)
16日(土)、17日(日)、18日(月・祝)、
19日(火)糸瓜忌・獺祭忌
20日(水)、 21日(木)、22日(金)
23日(土・祝)、24日(日)
30日(土)
10月は
10月1日(日)
です。
9月2日から10月1日までの毎週、土曜、日曜に公開され、
子規の命日である9月19日前後である9月18日から9月22日は毎日公開されるということです。