新型コロナウィルスの影響により、様々な活動が制限されていました。

第102回全国高校野球選手権大会も中止されました。

この時、野球部員だった城西大附属城西高校の卒業生、大武さんの企画により、クラウドファンディングなどで費用を集め、大会が開かれました。

数千万円以上かかったのだそうです。

本物の大会に近いことをしようとするのですから、球場使用料や選手の宿泊費など、各学校がやりくりに困っていることを全部クリアしなければならないわけです。

甲子園での2試合や、兵庫県内の6球場での交流戦20試合以上が組まれています。

甲子園を目指して、練習していた高校球児ですから、甲子園大会が無くなったことのショックは大きかったと思います。

練習の映像も見ましたが、卒業した彼らはまだ二十代前半ですが、現役を離れているせいか、少しふっくらした選手もいました。

それでも楽しそうに野球をしていました。

新型コロナウィルスの影響により、活動が制限されたことにより、大人から何かしてもらう機会が多くなっているように思います。

自分たちで大会を企画し、実行に移すというのは、平常時の高校生活を送っている生徒では、なかなかできないことですが、卒業して大人になっているとはいえ、簡単にできることではありません。

人に何かしてもらうのではなく、自分達で大会を企画し実行できたというのは、大会中止の経験を、違った形で活かして成長している証だと思います。

各自、不完全燃焼の思いに区切りをつけて、次のステージに進んでもらいたいと思います。