外国人の在留資格である技能実習の見直しが進められる中、新たな在留資格としてすでに運用されているのが特定技能です。

特定技能は人手が必要な業種である現在12分野で認められています。

現在、認められている業種以外でも人手不足が深刻な業界があります。

そのため、政府は、自動車運送業、鉄道、林業、木材産業の4分野を追加で加えることを検討しています。

以前このブログの記事でも書きましたが、自動車運送業についてはこれから自動運転の普及が進んでいくものと思われます。

ですので、一時的にドライバーとして外国人を受け入れ、自動運転が進んだので即解雇ということがないように検討を進めてもらいたいと思います。

その他、鉄道など乗客の安全に影響がある分野についても慎重な検討が必要です。

駅員などはそれほど問題なさそうですが、日本の特殊な事情に外国人が戸惑うこともあるのではないかと思います。

ご存じの方も多いと思いますが、日本の鉄道は時間に正確なので有名です。

そのため、ダイヤが遅れて乗客に謝るという状況自体に戸惑う外国人は多いと思います。

利用者からの暴力の問題などもあります。

外国人の活用をきっかけに、このようなマナー違反を超えるようなカスハラ的な行動も改善されていけばいいなと思います。

林業や木材産業では、長期的な仕事の進め方が必要になることがあるので、就労を続けるなら、在留期間での優遇が検討されても良いと思います。

人口減少と同時に労働人口が減ることがわかっているので、外国人に依存しなければならない部分は、今まで以上に出てくることになります。