建設系人材サービス会社ウィルグループの企業が、建設業界で働く人にアンケートを実施しました。

建設現場で働く10代から70代の555人を対象に行われました。

建設業界で働いてみて、「独特なルールやイメージと違ったことはあるか」という質問には、33.5%の人が「ある」と回答しています。

アンケートの結果として、建設業界で働いてみてギャップを感じたことの第1位は「意外に優しい人が多い」というものでした。

これは、「寡黙で怖そうな人が多そう」や「厳しそう」と思っていたものの、実際に働いてみたら「気さくな人が多い」と感じる事が多いようなのです。

「入社前にやっておけばよかったと思うことはあるか」という質問には、22.3%の人が「ある」と回答しています。

入社前にやっておけばよかったと思うことの第1位は「専門知識の勉強」です。

中には、担当業務の範囲が思ったよりも広く、戸惑った人もいるようです。

現場に出てから、「知識がない」「専門用語がわからない」と感じている人がいることがわかります。

現場での作業のミスは、事故や欠陥に繋がってしまうため注意が必要です。

働きながら勉強と言っても、かなり大変なため、入社前に専門知識を勉強したり、資格を取得しておけばよかったと感じている人もいるようです。

イメージとギャップについてのマイナス面では、「ペーパーレス化が進んでいない」や「働き方が古い」といった意見がありました。

全体的に見ると、思っているよりも優しい人が多い業界で、新しく入社する人も勉強熱心な真面目な人が多い業界であるという印象をもちます。

人手不足の業界ではあるので、徐々に働き方も変化してきているのだと思います。

これに対し、このアンケートとは直接関係ありませんが、これまでは考えられなかったような大きな事故も起きているので、経験不足や新しい工法に不慣れな状態で作業を進めなければならない事情も伺えます。

とにかく安全第一ですので「今日もご安全に!」。