ロート製薬の調査によれば、若年層の未婚男女のうち約半数が子供を「欲しくない」と考えていることがわかりました。

調査は、全国の18歳から49歳の男女を対象に、インターネットのアンケート形式で行われ、約2万2000人の回答を得ました。

将来子供がほしいかという質問に、55.2%が、「欲しくない」と回答しました。

晩婚化や未婚化が進んでいるため子供の数が減っていると言われていますが、問題はもっと深刻化してきているようです。

晩婚化が進み、一定数子供に人生を左右されたくないと考える層がいると予想されますが、単に子供ができにくい条件が揃っているというより、そもそも子供を欲しがっていないというところまで深刻化しているようなのです。

以前は、配偶者はいらないが、子供は欲しいという層が一定数いましたが、そもそも子供が欲しくないという層が増えているようなのです。

一方で、昔の人口に戻るだけという意見もあるようですが、減った人口で効率良い経済が保たれるようになるというより、そうではない可能性が高くなるような気がします。

経済のために子供をつくるわけではありませんが、どのような業種であれ、人がいることが前提になります。

子供の数の減少は、そのまま人口減少となり、経済の縮小へ繋がっていく可能性が高くなるのではないかと思います。

企業も顧客を増やすためにCMを出すだけでなく、子供が欲しくなるような施策を実施する必要まで出てきているのです。

子供が少なくなることで高校の授業料無償化が実施できる地域も出てきているのですが、ここまで少なくなってくると国の存続も危ぶまれる事態になってきます。