マイナンバーカードの取得者数は増えてはいますが、目標達成には至らない状況です。

そのため、マイナンバーカードの取得者を増やす施策が打ち出されています。

2024年に健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに一本化する方針が発表されています。

便利なようでいて、懸念する声もあります。

立憲民主党の枝野氏は、停電の際に保険証が利用できなくなるのではないかと心配しています。

大きな病院は、人工呼吸器など生命の維持に関する機器を使用することもあるので、無停電電源を備えていたりします。

しかし、小さな病院や災害時、きちんとした病院の中で医療を受けるとは限らないため、電源があるとは限りません。

それを考えると、確かに停電してしまった場合、保険証の情報が読み出せない可能性があります。

現在でも、後から健康保険証を提示することで対応して貰える場合もありますが、外国人の場合は、医療費の回収も考えると、病院側も健康保険証を確認できないことには医療サービスを提供しにくい部分もあると思います。

病院にバッテリー式の読み取り装置などを備えさせることも考えられますが、そうすると便利なのか不便なのかわからなくなってきます。

ただ、マイナンバーカードに一本化すれば、これまでの健康保険証の交付費用や交付の労力が省けますので、その分の費用で様々な対策も可能になってくるかもしれません。

便利で、経済的で、使いやすいものに変えていかなければなりません。