先月末、このブログの記事で、横浜市でマイナンバーカードを使って、コンビニエンスストアで住民票を発行しようとした人に、誤って別人の住民票が交付されたという記事を書きました。
詳細がわかってきたのでお伝えいたします。
結局、誤交付は計9人に対して10枚の住民票が誤って交付されていました。
システム提供を受託している会社によると、原因は処理が同時期に重なったため、システムに負担がかかり、印刷処理が間に合わずタイムアウト状態なったことと、その後の処理をするプログラムにミスがあったことが原因のようです。
印刷が間に合わずタイムアウトになった場合、発行手続自体が解除されるようにしなければならないところ、印刷順序を管理する部分のみが解除されるようにプログラミングされていたため、他人が発行しようとしているものが別人に交付されてしまったようです。
システムの提供会社は開発上のミスだったということを認めています。
処理が重なるという通常の挙動ではないため検証しにくいわけですが、プロが開発している以上、その辺の検証もうまくやってほしかったところです。
ただ、このような原因であることがわかれば、すぐに改善されるのではないかと思います。
職場などでも複数の機器がつながっていると印刷がおかしくなることがあります。
データを上手く処理することが難しい部分ではあると思います。
マイナンバー自体が直接の原因ではないことが早くわかっただけでも不幸中の幸いということでしょうか。