新しい技術を用いた新規ビジネスのセミナー関連記事の最終回。
AI等の行政書士の仕事への影響を書いてみたいと思います。

これは行政書士に限らず士業全般について言われていますが、AIの影響は大きいと思います。
技術的にはAIによって本人申請していく流れができるかもしれません。

ただ、これは電子申請でなくても今までも行政書士の関与が薄くなるような制度を作ろうと思えば作れたわけです。

昔の話を書くと、昔は学校へ通うことができず字が書けない人もいたり、書けたとしても申請内容や書類のことがわからないという人もいたため行政書士の仕事が増えた経緯があります。

現在は教育水準も上がり、面倒なことを頼むというケースが多いように思います。

面倒なことや新しい制度について相談したいというニーズはこれからもあるでしょう。
ただし、制度次第で大きく変化する可能性もあります。

政策的に行政書士業務を残すかどうかということになりますが、今現在も士業の数が多いと言いながら満足なサービスが受けられているでしょうか?

行政書士の仕事が増えても減っても、目の前の業務をきちんとこなしていく姿勢があれば変化にも対応していけるのではないかと思います。

AIにとって代わられるかどうか心配していても始まりません、AIを使って新しいサービスを展開するぐらいの気持ちが必要ではないでしょうか。

個人的には自治体によって若干異なる申請書の書き方や添付書類の違いなどをAIを使って統一していくことも可能ではないかと思っています。

ただ、これは技術の問題というより各自治体が独自の裁量権をもっているという権限の問題が大きいため、今のような状態なのだと思います。

もちろんアナログ職人も見直される余地はあると思います。
しかし、職人さんのノウハウもAIが学習してしまうような…

機械や人工知能でできる仕事をあえて人間がやって見せることがめずらしいパフォーマンスになる時代が来るかもしれません。