今年7月台湾から沖縄県の与那国島へ向けて丸木舟が漕ぎ出しました。

3万年前の先祖の航海を再現しようという試みです。

海を渡るというだけでなく当時を忠実に再現し丸木舟から作ったそうです。

潮の流れが速い所もあるため45時間こぎ続けたそうです。

当時と同じように腕時計などもしていなかったそうです。

航海は無事成功しました。

当時もこのブログで記事を書きました。

3万年前の航海を再現」という記事です。

あの丸木舟が事務所の地元上野の国立科学博物館に展示されています。

展示は9月8日までとなっています。

3万年前というと縄文時代より前ですが縄文時代についても採集生活を行うのどかな時代のようなイメージがありますが、日本近海で結構海を移動していたのではないかと見られ始めています。

長野県産出の黒曜石が北海道から出土しているためです。

他にも伊豆の島あたりまでは舟で行き来していたのではないかという見方も出てきています。

海洋国だけあってずいぶん昔から先祖たちは海へ乗り出していたことになります。

展示では再現された手斧なども一緒に見られるようです。

扱いとしては「ミニ展示・その他の展示等」という取り扱いですが舟を見て当時の生活に思いをはせるのもよいかもしれません。

ミニ展示扱いなので見るものはそれほど多くないかもしれませんが特別展として旧石器時代よりも前の恐竜博2019も開催されているので上野まで出かけてみてはどうでしょうか。