大阪都構想の住民投票の結果が出ました。

僅差で否決されてしまいました。

二度目の否決となるので大阪市の少なくとも過半数以上の人は大阪都構想には反対ということになります。

実際にはもっと反対者はいたのではないでしょうか。

その理由は現在吉村知事の人気により維新の政策支持者は多くなる傾向にあることや反対のためにわざわざ投票に行く人が多いとは考えにくいことを考慮すると実際にはもっと反対者が多いという予測が成り立つからです。

賛成者側に不利だった事情を考えると現在コロナにより経済対策などが求められる為急な変革を望まないとか行政組織の改革をするならその分経済対策にお金を使ってほしいなどの意見が出がちな時期だったということも言えそうです。

いずれにしてもこれらの事情を含め大阪市の市民がノーという結論を出した以上これまでどおりでいくということになります。

今回は公明党も賛成に回りました。

前回橋下元市長のときは反対に回り元市長から裏切りと言われてしまうような状況でしたが、今回大阪都が実現した場合の維新との関係を重視して賛成に回ったようです。

このため公明党支持者の中にも反対者が結構いたのかもしれません。

逆に住民投票が否決されたことにより自民党等の協力関係に溝ができてしまう事になりそうです。

中央政治のことはともかく地方自治の問題として大きな組織改革は行われないという結論になってしまいました。

反対派は反対派の主義主張があってよいのですが、積極的に大阪市を残したいというのではなく、とりあえず今のままでいいかなという意見の人が結構いたのは少し残念に思います。