空飛ぶクルマの開発が進んでいます。

日本でも大阪万博での利用が見込まれているため、機体だけでなく管制システムなどについても整備が進んでいます。

空飛ぶクルマというと今まではドローンタイプの物が多かったのですが、本当に車として走れるものが出始めています。

特にすごいのがスロバキアのクライン・ビジョン社が開発している機体です。

車で走っている状態からボタンを押すことで飛行機に変わる文字どおりエアカーなのです。

スロバキアの運輸局が安全に飛行できる航空機であることを証明する耐空証明を得ています。

なぜ、ボタンで変形する必要があるかというと、ドローンタイプと異なり、飛行機のように翼があるからです。

翼があるままでは流石に車としては走りにくいです。

小型のセスナに近いぐらいの翼が付いているからです。

ボタンを押すことで翼がガルウィングのように持ち上がり、その後、後ろに倒れ車体の横にしまう仕組みです。

鳥や昆虫が羽をしまう感じに似ています。

翼をしまってしまうと、翼を収納する分少し後ろに長いですが、ほぼ車です。

変形時間もそれ程かかりません。

実際の映像を見ましたが、漫画の世界にあったものが現実になった感じです。

自動車というと日本の主要産業であるため、他の国より開発が進んでいるようなイメージがありますが、空飛ぶクルマとなると様々な分野からのアプローチが可能になるため、いろいろな国で様々な機体が開発されています。

開発の初期であるため、機体を見ると開発者の個性や才能が強く出ていておもしろいです。