中国が大変なことになっています。

ゼロコロナ政策を掲げ、新型コロナウィルスの発生源のように言われながら、感染者数を直ぐに抑え込んでいたのが中国です。

人権を無視した強制力の行使により、抑え込まれていたという部分もあると思います。

しかし、行動制限が緩和され、感染者数が急拡大しているのです。

予測値では、死者が100万人を超えるのではないかという予測もあります。

ゼロコロナ政策で、国民から不満が出始め、ガス抜きの意味もあって政策を緩和していた部分もあると思います。

ここまで死者の数が増えると、今度は何で人の動きを止めないんだという批判が出てくる可能性があります。

少し前に、感染者が出た集合住宅で、指示に従わない住民へ取り締り関係者が暴力を振るったとして問題になったことがありました。

このような感染者数の拡大という焦りが背後にあったのではないかと思います。

政治的な関係はあまり良くない日中関係ですが、経済的には中国と深く関係しています。

日本の製品やサービスの購入先としても、生産のパートナーとしても、中国の経済が冷え込めば、日本にとっても良いことはありません。

ただ日中関係があまり良くないため、他国に比べ、カントリーリスクを考慮したうえで付き合っている企業もあるということぐらいが、気休めにはなるかもしれません。

数が減っているとはいえ、人の行き来はあるので、日本でも更に感染者が増えないように注意する必要があります。

オミクロン株対応のワクチンの接種が始まっていますが、感染者数は日本も決して少なくはありません。