ウクライナと戦争状態にあるロシアを中国の習近平国家主席が来春にも訪問することになりそうです。

ロシアに接近する中国ですが、その反面アメリカ(U.S.A)への反発を強めています。

日本の領海内にも中国船が侵入しています。

もともと安全を害さないのであれば、沿岸国の領海内でも、外国船に無害航行権が認められています。

しかし、何らかの活動の目的で領海内に入ると、無害航行権の範囲を超え、領海侵犯となる可能性があります。

今回も日本の漁船の動きに応じて中国船が移動しているようなので、領海侵犯となる可能性があります。

更に、南シナ海上空で、アメリカ軍の偵察機RC135に中国の戦闘機殲11が異常接近していたことがわかりました。

米軍機の機首の20フィート以内に接近したということなので、約6メートル以内に近づいたことになります。

同じ国の航空機でも、曲芸飛行などでなければ、ありえない近さです。

ここまで近づくと攻撃されたとしても、文句はいいにくい状況です。

米軍機は偵察機だったので、中国機は装備などの情報を収集する目的だったことも考えられます。

中国の領土外の上空だと、戦闘機では長時間飛行するのは困難です。

燃料がもたないのです。

そのため、航空燃料が切れる前に戻れるように空母を建造したり、南沙諸島を埋め立てたりするわけです。

他にも排他的経済水域を広げ海洋資源を利用するなどの目的もあります。

しかし南沙諸島を埋め立てて人工島を建設するなどの行為は、国際法上も認められないという判断が国際仲裁裁判所でも出されています。