晩婚化、少子化が深刻化しているため国や地方自治体も、本格的に対策に乗り出すようです。

東京都の小池知事は18歳まで月5千円を支給するという案を発表しました。

偶然ですが、今年はたまたま卯年です。

兎は多産の象徴なので、少子化対策にはちょうど良い機会かもしれません。

お正月のおせち料理にも子孫繁栄の意味が込められているものがあります。

現在すでに東京都では、所得制限はあるものの、実質私立高校の授業料が無償と言って良い状態になっています。

これに加え、月5千円が支給されれば、子育てしやすくなることに違いはありません。

これまでも、自治体ごとに子育て支援策は打ち出されてきましたが、国や都が本格的に少子化対策に乗り出す方針のようです。

背景には1年間の出生者数が、80万人を切るという予測が、だいぶ早まったという変化があるようです。

少し前まで大学入試センター試験(現:大学入学共通テスト)の出願者が数十万人だったことを考えると、1つの世代の出生者数が80万人を切ってしまうというのが、いかに少ないかがわかります。

外国人の中には、日本が本当に消滅してしまうのではないかと心配している人もいます。

国もすぐにでも少子化対策をしないと、国の存亡にかかわるという危機感を持っているようです。

異次元の少子化対策という方針は打ち出されていますが、財源について心配の声も出ています。

防衛費を増額するのに増税を口にして反対の声が上がっているだけに、新たな支出の財源を確保することには苦労しそうです。

財源の目処が立たないうちに、お金を使う予定だけが、どんどん出てきてしまっています。