食べ物の話題といえば、このブログでは秋刀魚が穫れなくなっているというテーマで何度か記事を書いています。

これに加え、今年は海苔が不作です。

千葉県でも魚によって食べられてしまったりで、養殖しているものも育ちが良くないようです。

海苔がとれるのは、千葉に限られないので、九州は大丈夫かということ、有明の海苔もこのところの寒波によって打撃を受けています。

強風により、養殖網の支柱が折れたりして、海苔が流されてしまったようです。

以前九州でも、一夜にして海苔が消える被害があり、海苔泥棒かと話題になっていたことがありましたが、カメラを設置して確かめたところ、鳥が飛んできて食べていたことがわかりました。

魚や鳥の被害に加え、強風で海苔が収穫できないというのは、海苔業界にとっても大きな痛手です。

飲食業界は食材の値段が上がっている中で、海苔の値段が高騰し、経営を圧迫しそうです。

特に、お寿司屋さんは他の食材で代替するというのが難しいので、コスト高のあおりをモロに受けてしまいます。

今年は、高級な寿司ネタが、海苔巻きや軍艦巻きという年になってしまうかもしれません。

お昼にのり弁を食べていたら羨ましがられるようになるかもしれません。

他に、海苔といえば、旅館などの朝食で出てきます。

円安により、輸入飼料も高騰し、卵の値段も上がっています。

卵も海苔の値段も高くなると、旅館でも出しにくい朝食となってしまいそうです。

結局、養殖業、飲食業、旅館業と、様々な業界に影響を与えてしまいます。

海外では余り食べる国がないので、輸入も難しい食材といえます。