国際刑事裁判所がロシアのプーチン大統領に逮捕状を発付しました。

ロシア軍がウクライナの占領地から違法に子供を連れ去った戦争犯罪の容疑について、責任があるとして逮捕状が出されたものです。

ロシア側が身柄の引き渡しに応じる可能性は殆ど無いと思います。

そのため、この逮捕状を執行することは難しいと思います。

しかし、無駄かといえばそうとも言い切れません。

今後ロシア国内の政情不安が拡大した場合には、この逮捕状が活きてくる可能性があります。

ロシアで政権を交代させようという動きが出てきた場合、政権交代を狙う反対勢力がプーチン大統領を拘束する際に理由となるからです。

逮捕状を出した国際刑事裁判所は、国際司法裁判所とは異なります。

どちらもオランダ(オランダ王国)のハーグにありますが、異なる機関です。

国際司法裁判所は国家間の紛争を裁きます。

国際刑事裁判所は国家間や国内の紛争に際して、非人道的な行為を行った個人を裁きます。

なぜ国際的な司法機関がオランダにあるかといえば、国際法の父と呼ばれるグロティウス(グロチウス)の出身国であり、オランダが国際法の発祥の地とも言えるからです。

今回の容疑についてですが、子供を連れ去った罪です。

どうするかというと、ロシアでロシア人と縁組させて、ロシア人にしてしまうのです。

実際にこの状態から、ウクライナに残った家族の努力により解放され、帰国できた子供もいます。

その中にはロシア語を話し、ウクライナ語が出にくくなってしまっている子もいます。